yoko kuyama
by kuyamayoko
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先週金曜日は、北欧最大のブックフェア―に行って参りました!
場所はヨーテボリのメッセ会場。
私は毎年、関係者のみ入場の平日に行くのですが、それでも相当な混雑です。
多分、一般公開時は身動き取れないんじゃないかな・・・( ;∀;)
各出版社が立派なブースを出しています。
大手から、本当に小さなところまで、スウェーデンのあらゆる出版社が出展していると言ってよいでしょう。
各ブースでこんな風に、作家さんや業界関係者の公開インタビューが行われています。
例えばノールシュテッツ社のブースでは、こんな感じで1日中ずらりと作家さんの講演が続きます。
私がまず向かった先は、今年インテリア本を出したスウェーデン人女性カメラマンさんのところ。
私が書かせていただいたインテリア本と取材先が何軒かかぶっていたことから、FBでお友達になった仲。
普段遠くに住んでいるので、お会いするのは初めてでした♪
早速お互いの本を購入し合い、記念撮影☆
自分でスウェーデン中の美しい邸宅を撮影して回っては、それをインテリア雑誌に売り込んで大成功しているというすばらしく有能な女性です。
しかも20kgくらいダイエットに成功して、ダイエット本も出してた(笑)
こういう、転んでもただでは起きないたくましい女性、大好きです。
さて次は、今月2巻目が日本で発売となりますモンス・カッレントフト氏。
『天使の死んだ夏』(東京創元社)
私が初めて翻訳させていただいたミステリのシリーズです。
1冊あたりみっちり4か月。
x2冊=8か月
去年からそれだけの長い時間、彼の作品と言葉と向かい合ってきました。
だから初めて会うのに、知らない人だとは思えない…。
ただ、作品からして、
すごくナルシ・・・いや、ストイックで芸術家肌で寡黙な人だろうと思っていた。
それが、実際に会ったら
すごく陽気なお兄ちゃん
でびっくり!!!
考えてた質問など、ぶっ飛んでしまいました・・・。
記念撮影をお願いしたんだけど、誰も撮ってくれる人がいなくて、
結局プリクラ風なことに・・・。各方面、誠に申し訳ありません。
でもほら、カメラ向けるとシリアスな顔でしょ~?
ギャップがありすぎます。
さてその後は私はもう1日中ず~っと、2階のRights Centerで各エージェントとミーティング。
どのブックフェア―でもそうだと思いますが、30分おきにミーティングが設定されています。
この大きな一部屋にスウェーデン中のエージェントが勢ぞろい。
各社がテーブルを1つ~3つくらい確保していて、そこに出向いてミーティングします。
つまり、誰がどことミーティングしているか、丸見えです。
まあべつに隠すことでもないんだろうけど・・・。
私も大手エージェント7社とミーティングさせていただきました。
今年驚いたのは、どのエージェントもミステリに力を入れていて、
期待の大型新人を抱えていること。
絶対売れるとわかっている新人は、出版社といきなり複数冊の契約を結ぶことがあります。
つまりまだ本自体は書かれていなくて、案だけの段階で複数冊契約してしまうのです。
これまでだと、最高でも3-book-deal(三部作)契約だったのですが、
今年は6-book-dealという新人がいてびっくり。
これがまた面白そうな内容なんですわ~。早速読みたいと思います。
これだけでなく、他にもたくさん面白そうな新作がありました。
どれから読もうか・・・迷います。
去年と比べても、今年はスウェーデンミステリがさらに活気づいていて、本当にすごいです。
はっきり言って、ここだけ バブル状態です。
この作品たちが日本に出るまでには1~2年かかるとは思いますので、
日本の皆さんは、これからまだまだスウェーデンミステリが盛り上がると思っておいてください。
さてそんなアゲアゲなミーティングを7件こなしまして、
下界(1階の一般会場)に下りてきました。
もう空港に行かないといけない時間だったので、
会場を通り抜ける途中に見かけた光景を激写。
まず一番目立ってたのは、カミラ・レックベリ!
絵本のサイン会でした。
美しすぎます。これはもう作家ではなく芸能人です。
スタイルも良すぎ・・・。
そして、あ、なんだか、穏やか~な雰囲気がすると思ったら、ヨハン・テオリン氏がいました。
やはりベレー帽にハイネック。トレードマークなんですね。
こちらはイェニー・ヤーゲルフェルトさん。
日本では今年、この方の作品『わたしは倒れて血を流す』が、ヘレン・ハルメ美穂さんの翻訳で出版されました。
高校生を主人公にしたYAもので、アウグスト賞も受賞している作品です。
ちょうどこの日、この方の新作をエージェントさんからいただきました。
タイトルは日本語に訳すと『あたしったらめっちゃイージーゴーイング』みたいな感じでしょうか・・・。
やはり高校生が主人公のものです。
あとは、Alfabeta社のブースを通りすぎざまに、娘へのお土産用『ムーミン』の絵本やシールブックを購入して、お終い。
今年のブックフェア―も非常に充実した出張となりました。
願わくば来年からは1泊して、”2階でミーティング”だけじゃなくて1階で作家さんの講演とか聞きたいなぁ~
ところで、今年は個人的にすごく嬉しいことがありました。
私の知る限り、日本人でただ一人スウェーデンの出版業界で正社員で働いているErikoさんとお会いできたこと。レックベリやカッレントフトを擁するNordin agencyにお勤めです!
以前からメールではやりとりしていてお友達だったのですが、なにぶん同じスウェーデンといっても南北に長いため、お会いしたことがなかった・・・。
今回初めてお会いして、ランチをしながらお話しできて本当に嬉しかったです。
私よりもずっとずっとたくさんスウェーデンの本を読んでいるErikoさんと、本の話ができるのは楽しすぎます。
そして、こちら、Erikoさんが会場で撮った写真。
気さくにファンと話しつつサインをする、ヘニング・マンケル氏。
この秋は『Handen(手)』というタイトルの新作が出ております。
さて、盛り上がっているスウェーデン勢はこのままフランクフルトに乗り込みますよ!
そこにはきっと日本の出版社さん・エージェントさんも多数訪れることでしょう。
皆さまのミーティングが実り多きものになりますことを、お祈りしています♪
、
場所はヨーテボリのメッセ会場。
私は毎年、関係者のみ入場の平日に行くのですが、それでも相当な混雑です。
多分、一般公開時は身動き取れないんじゃないかな・・・( ;∀;)
各出版社が立派なブースを出しています。
大手から、本当に小さなところまで、スウェーデンのあらゆる出版社が出展していると言ってよいでしょう。
各ブースでこんな風に、作家さんや業界関係者の公開インタビューが行われています。
例えばノールシュテッツ社のブースでは、こんな感じで1日中ずらりと作家さんの講演が続きます。
私がまず向かった先は、今年インテリア本を出したスウェーデン人女性カメラマンさんのところ。
私が書かせていただいたインテリア本と取材先が何軒かかぶっていたことから、FBでお友達になった仲。
普段遠くに住んでいるので、お会いするのは初めてでした♪
早速お互いの本を購入し合い、記念撮影☆
自分でスウェーデン中の美しい邸宅を撮影して回っては、それをインテリア雑誌に売り込んで大成功しているというすばらしく有能な女性です。
しかも20kgくらいダイエットに成功して、ダイエット本も出してた(笑)
こういう、転んでもただでは起きないたくましい女性、大好きです。
さて次は、今月2巻目が日本で発売となりますモンス・カッレントフト氏。
『天使の死んだ夏』(東京創元社)
私が初めて翻訳させていただいたミステリのシリーズです。
1冊あたりみっちり4か月。
x2冊=8か月
去年からそれだけの長い時間、彼の作品と言葉と向かい合ってきました。
だから初めて会うのに、知らない人だとは思えない…。
ただ、作品からして、
すごくナルシ・・・いや、ストイックで芸術家肌で寡黙な人だろうと思っていた。
それが、実際に会ったら
すごく陽気なお兄ちゃん
でびっくり!!!
考えてた質問など、ぶっ飛んでしまいました・・・。
記念撮影をお願いしたんだけど、誰も撮ってくれる人がいなくて、
結局プリクラ風なことに・・・。各方面、誠に申し訳ありません。
でもほら、カメラ向けるとシリアスな顔でしょ~?
ギャップがありすぎます。
さてその後は私はもう1日中ず~っと、2階のRights Centerで各エージェントとミーティング。
どのブックフェア―でもそうだと思いますが、30分おきにミーティングが設定されています。
この大きな一部屋にスウェーデン中のエージェントが勢ぞろい。
各社がテーブルを1つ~3つくらい確保していて、そこに出向いてミーティングします。
つまり、誰がどことミーティングしているか、丸見えです。
まあべつに隠すことでもないんだろうけど・・・。
私も大手エージェント7社とミーティングさせていただきました。
今年驚いたのは、どのエージェントもミステリに力を入れていて、
期待の大型新人を抱えていること。
絶対売れるとわかっている新人は、出版社といきなり複数冊の契約を結ぶことがあります。
つまりまだ本自体は書かれていなくて、案だけの段階で複数冊契約してしまうのです。
これまでだと、最高でも3-book-deal(三部作)契約だったのですが、
今年は6-book-dealという新人がいてびっくり。
これがまた面白そうな内容なんですわ~。早速読みたいと思います。
これだけでなく、他にもたくさん面白そうな新作がありました。
どれから読もうか・・・迷います。
去年と比べても、今年はスウェーデンミステリがさらに活気づいていて、本当にすごいです。
はっきり言って、ここだけ バブル状態です。
この作品たちが日本に出るまでには1~2年かかるとは思いますので、
日本の皆さんは、これからまだまだスウェーデンミステリが盛り上がると思っておいてください。
さてそんなアゲアゲなミーティングを7件こなしまして、
下界(1階の一般会場)に下りてきました。
もう空港に行かないといけない時間だったので、
会場を通り抜ける途中に見かけた光景を激写。
まず一番目立ってたのは、カミラ・レックベリ!
絵本のサイン会でした。
美しすぎます。これはもう作家ではなく芸能人です。
スタイルも良すぎ・・・。
そして、あ、なんだか、穏やか~な雰囲気がすると思ったら、ヨハン・テオリン氏がいました。
やはりベレー帽にハイネック。トレードマークなんですね。
こちらはイェニー・ヤーゲルフェルトさん。
日本では今年、この方の作品『わたしは倒れて血を流す』が、ヘレン・ハルメ美穂さんの翻訳で出版されました。
高校生を主人公にしたYAもので、アウグスト賞も受賞している作品です。
ちょうどこの日、この方の新作をエージェントさんからいただきました。
タイトルは日本語に訳すと『あたしったらめっちゃイージーゴーイング』みたいな感じでしょうか・・・。
やはり高校生が主人公のものです。
あとは、Alfabeta社のブースを通りすぎざまに、娘へのお土産用『ムーミン』の絵本やシールブックを購入して、お終い。
今年のブックフェア―も非常に充実した出張となりました。
願わくば来年からは1泊して、”2階でミーティング”だけじゃなくて1階で作家さんの講演とか聞きたいなぁ~
ところで、今年は個人的にすごく嬉しいことがありました。
私の知る限り、日本人でただ一人スウェーデンの出版業界で正社員で働いているErikoさんとお会いできたこと。レックベリやカッレントフトを擁するNordin agencyにお勤めです!
以前からメールではやりとりしていてお友達だったのですが、なにぶん同じスウェーデンといっても南北に長いため、お会いしたことがなかった・・・。
今回初めてお会いして、ランチをしながらお話しできて本当に嬉しかったです。
私よりもずっとずっとたくさんスウェーデンの本を読んでいるErikoさんと、本の話ができるのは楽しすぎます。
そして、こちら、Erikoさんが会場で撮った写真。
気さくにファンと話しつつサインをする、ヘニング・マンケル氏。
この秋は『Handen(手)』というタイトルの新作が出ております。
さて、盛り上がっているスウェーデン勢はこのままフランクフルトに乗り込みますよ!
そこにはきっと日本の出版社さん・エージェントさんも多数訪れることでしょう。
皆さまのミーティングが実り多きものになりますことを、お祈りしています♪
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